紫バジルについて

2010,05,06 | 食材について

紫バジルが手に入りました。バジル花穂紫蘇にも赤紫蘇があるようにバジルにも赤い色素のバジルがあります。代表的なものが、葉っぱの丸いダークオパールバジルと葉の切れ込みのあるパープルラッフルバジル。スィートバジルとも違った香りがあり、食材に新しい彩りが増えます。

これを初めて見た時、赤いバジルのソースが作れるのではと思ってトライしましたが、色素が沈んだ焦げ茶色のソースになってしまいました。垂らすと油分はなんと緑色。葉の部分は褐変してしまい、お世辞にもきれいとは言えない色になってしまいました。色々と調べてみましてみると赤紫蘇のふりかけの「ゆかり」で有名な三島食品が紫バジルの研究もしているということ。研究所に連絡をとると、研究員の本山様が丁寧にいろいろ教えて下さいました。まずは、バジルの色素は油溶性の緑と水溶性の赤でできているということ。なので赤いピストゥーはできないのです。赤い色素は酸との相性がいいのでドレッシングなどには色鮮やかに出るということと、熱に弱いから高温に温めなることには適さない。
冷たいサラダ等には適しているのですね。
蛇足ですが、カレーに使われるターメリックは油溶性ですが、サフランは水溶性という特徴を持ってるので、サフランは水でとくと色鮮やかに発色します。
アルテリーベでは、グリーンアスパラガスとビーツ、苺のサラダに紫バジルを添えています。バジル圃場
市場にはあまり出回っていませんが是非味わってみて下さい!