ステンドグラス
2011,07,28 | エトセトラ…, 内装:Secession
バラのステンドグラスですがようやくはめ込みました。ステンドグラスサプライの石川先生にも大変お世話になり、やっとここまで来れました。
100年ほど前に日本政府から派遣されてドイツに行きドイツのステンドグラス工法を学び日本に持ってきた宇野沢さんという方がいらっしゃいます。彼は、ドイツでガラスに鉛線を巻いて半田をし、パテで隙間を埋めていく伝統的なステンドグラスの工法を学び、帰国後自ら作った宇野沢工房で数々の作品を作ったそうです。国会議事堂や横浜開港記念会館、箱根宮下の富士屋ホテル、ジョサイヤコンドルが作ったクラシックな洋館などにも残っています。タイタニック号や横浜の氷川丸といった豪華客船にもステンドグラスはよく使われていましたね。
今回私が製作したものは、デザインも100年前のアールヌヴォーを意識しました。
棘を連想させるクラックの入った薄い肌色のガラスをバラのバックにして、枠の色は室内と同調させて薄い茶色。バラの位置は全体的な図柄の中に当てはまっているのですが、花びらや葉は、動きを強調させて枠を超えてはみ出しているところがポイントでしょうか?
三井物産ビルも今年で100周年。この日本で初の鉄筋コンクリートビルの建築家も当時のデザインをかなり意識したようです。
歴史的なタイミングでこの建物に花を添えられてうれしいです。
Four roses in bloom! 四輪のバラが咲きました。
2011,02,10 | エトセトラ…, 内装:Secession
新しい控室ドアのステンドグラスを作っています。昨年度に終える予定だったバラのステンドグラス、ようやく薔薇の形が完成しました。
アールヌヴォーを強く意識しております。マッキントッシュやユーゲントシュティルのバラたちと相当長い間にらめっこしました。ステンドグラスは、Saint Just社(フランス)やLamberts社(ドイツ)のアンティークガラスを主に使用しています。
九品仏のステンドグラスサプライでは、石川先生を始め、皆様に本当にお世話になっております。
ガラス選びの際にも色々とアドバイスをいただき、初心者ながら、ガラスに少しずつ目が肥えてきました。アンティークガラスは、微妙な濃淡があり、そこが非常に美しいです。
三井物産ビルも今年でなんと100年!
絹貿易が盛んだった100年前は、横浜は東京よりも三井物産の本拠地でしかも、これを取り付ける部屋は元支店長室だったそうです。取り付けが待ち遠しいです。といいつつも、来週はフランスに行くので一週間お休みです。
スタッフからも「オーナー、ステンドグラスの完成予定は?」と聞かれ、「桜が咲くころかな?枯れる頃かな?」とお茶を濁しています。
完成したらブログでお見せしますよ!
お楽しみに。
Four roses フォア ローゼズ
2010,11,13 | 内装:Secession
Four roses といっても、ウィスキーではありません。
アルテリーベでは、今新しい控室を作ってます。
アルテリーベのある旧商工奨励館の隣の三井物産ビルの2階です。
三井物産ビルも築99年の歴史ある建物で関東大震災にも耐えた建物です。
その建物に相応しいデザインということで、今回はステンドグラスにこだわって製作することにいたしました。もちろん、先日訪れたフランスのランスのドゥモワゼルの館や、ユーゲントシュティルのデザインやマッキントッシュのバラからもインスピレーションを得ています。
実は当初は、購入したものをはめ込む予定だったのですが、見に行ったものがあまりにも安っぽく、またアンティークショップのものは逆に古すぎて建物の時代と雰囲気が合わず、自分で作ってみたほうがいいものができるのではないかと、もしかしたら新しいアールヌヴォーの世界が広げれるのではないかと、ちょっと大きく出てみました。
先月から九品仏にあるステンドグラス工房に毎週通い、コツコツとステンドグラスを作っています。ここで初めてステンドグラス作りを習ったのですが、学生時代の美術の時間に舞い戻ったようで、思った以上に楽しいのです。先生も通われている方たちもヨーロッパ好きで芸術に非常に詳しく、意気投合してしまいました!
“Les belles roses ont des épines! “美しいバラには、棘もあります!ご用心を…
完成後はこちらを控室入口の扉に取り付ける予定です。
進捗状況をブログやツイッターでお知らせしていこうと思います!
(今年中を目標に…)
日比生
Secession 黄金の月桂樹
2010,04,14 | 内装:Secession
以前もお伝えしたようにアルテリーベの柱に描かれた黄金の月桂樹は、ヨゼフ マリア オルブリッヒが制作したウィーンの分離派美術館の模様を使用しています。この月桂樹の模様は、建物の外壁と屋上の金の球体に使用され、当時前衛的で奇抜だと思われ、金のキャベツと言われたそうです。
アルテリーベでは、その月桂樹の模様をコーナーの入口の磨りガラスにも使っています。
実はアルテリーベを作った時に月桂樹で仕掛けを考えました。
磨りガラスの月桂樹の間に柱の月桂樹を重ね合わせ、月桂樹が繁っているようにみせようと思い、コーナーの入り口から入ると磨りガラスの模様と柱の模様がきれいに重なって見えます。
(誰も気づいていないかもしれませんが…)
オルブリッヒさんが蘇ったらこんな風にデザインを考えるのではないかという思いで作り上げたものです。
コーナーの入り口はランチタイムに使用しているので、今度是非月桂樹に注目してみてください!
Secession アダムとイブの物語
2010,03,07 | 内装:Secession
アルテリーベのシャンデリアは、ウィーンのロブマイヤーツァーンというところでオリジナル製作されたものです。
シャンデリアは禁じられた果実をモチーフにし、ランプの一つ一つが林檎のように丸い形をしています。
アルテリーベでは、アダムとイブのようなカップルが現われ、禁じられた果実を手にして、二人の絆を固くしていくという物語から始まります。
そう、ここは美食と音楽の楽園です。天井からは禁じられた果実がたわわに実り、蔦にはその果実をイブに進めた蛇まで潜んでいるのです。(蛇はシャンデリアについているアルテリーベの隠れアイテムです。見つけられた人は、幸運が訪れる!?)
食卓には、数々のお料理が手を替え品を替え、次々と運ばれてきます。異国の音楽家たちが奏でる演奏を聴きながら、葡萄酒と食事を愉しみ、恋を語らい、愛を育むのは、ブログを読んでいる貴方かもしれません。
さあ今宵はどんなカップルが愛を語り合うのでしょうね♡
(蛇足かもしれませんが、上記の理由によりWCがアダムとイブの部屋になっています。)
日比生



